【裁判情報】フジ住宅の訴訟に関するブログ

フジ住宅が元従業員からヘイトスピーチに関する訴訟を起こされている。裁判の行方とフジ住宅の主張を本ブログで掲載する。

フジ住宅の訴訟と裁判 第7準備書面

フジ住宅の訴訟と裁判に関する書面を、公式ブログから紹介しています。

”  そのような中、被告会社としてもその時々の原告主張を善解しながら反論を行ってきたものであるが、原告第14準備書面においては原告の主張について「被告らは正しく理解できていない」であるとか、「原告の主張とかみ合わない反論となっている」とか述べられているのは、まことに心外である。被告らとしては、変遷と混乱を重ねる原告の主張を何とか理解してかみ合った反論をすべく努力してきたし、今後も努力を続ける所存である。
2 原告は、「本件が表現の自由一般の議論ではなく、労働契約が個人の人格支配を目的とする契約ではないという労働契約の本質から生じる制約であり、同時に労働者に対する保護義務(人格権保障)のために使用者による指揮命令を制約する原理であり、労働者の人格権保障のための職場環境配慮義務違反が問題となる」と主張し(13頁)、原告第14準備書面においては被告らの行為の違法性が、専ら職場環境配慮義務違反の点にあるというような方向で整理している。
  原告はこれまで、「国際社会だけでなく、国内においても違法とされているものを、会社代表者たる被告今井が従業員らに対し大々的に拡散することなど決してあってはならないのである」(訴状6頁)として、被告ら配布文書における表現そのものが違法であって規制されるべきという主張を行っていたが、この度そのような主張をいったん脇に置いて、職場環境の問題に絞ったようである。
3 もっとも、その一方で、原告第14準備書面においても従軍慰安婦についての被告今井の見解について「歴史修正主義」とのレッテルを貼り、「歴史修正主義者たちはデマを広げることを目的としているため、論破されても従前の主張を改めることもなく、ただひたすら同じ主張をくり返すだけである。従軍『慰安婦』に関する被告今井の主張もこれと全く同じである」(49頁)、「歴史修正主義は、ヘイトスピーチヘイトクライム、虐殺、戦争へと人を誘導するものなのである」(51頁)などとして、常軌を逸した激しい表現で、被告今井の見解を一方的に非難している。
  また、被告今井による従軍慰安婦の記述がある文書の配布について、『特に「慰安婦」に関しては、原告もそのような売春を厭わない女性の一員であるといわれ続けているのに等しい』(51頁)などと、あまりに論理の飛躍がある突飛な主張を行っている。
  このような原告の主張態度からして、形式上は職場環境の問題であるかのような外観をとりつつ、本件訴訟の実際の狙いは、自らと相いれない歴史観や政治的見解を萎縮させるところにあるのではないかと考えざるを得ない。 ”

次回も第6準備書面について続きから紹介していきます。