【裁判情報】フジ住宅の訴訟に関するブログ

フジ住宅が元従業員からヘイトスピーチに関する訴訟を起こされている。裁判の行方とフジ住宅の主張を本ブログで掲載する。

フジ住宅の訴訟と裁判 第7準備書面

フジ住宅の訴訟と裁判に関する書面を、公式ブログから紹介しています。

” 第1 はじめに
1 原告は、訴状において「職場環境配慮義務」「職場環境保持義務」に言及する一方、被告今井が配布する文書が「ヘイトスピーチ」にあたるという点を強調していた。そして、「国際人権法上、ヘイトスピーチは法律で規制すべき罪と考えられている」(5頁)、「国際社会だけでなく、国内においても違法とされているものを、会社代表者たる被告今井が従業員らに対し大々的に拡散することなど決してあってはならないのである」(6頁)などとして、被告今井の文書配布行為そのものを、職場で従業員に対して行うかどうかを問わず、どこで配布してもそれ自体違法であるかのような主張を行っているのである。
  原告は、訴状において、具体的にどの行為が不法行為にあたるのかについて特定していなかった。そこで被告らから特定を求めたところ、原告は第3準備書面~第5準備書面において、具体的表現を「ヘイトハラスメント一覧表」「ヘイトハラスメント(教科書関係)一覧表」という、訴状とは異なる類型で分類しながら列挙し、これらが「原告に対する債務不履行ないし不法行為を構成する違法行為」であるとしたのである。原告によればこの「ヘイトハラスメント一覧表」に列挙されている配布行為は「ヘイトスピーチないしヘイトスピーチに類する文書の配布行為に該当し、また同時に会長が信奉する政治的見解の配布行為にも該当する」(原告第7準備書面1頁)とのことであり、訴状で原告が行った類型との関係がますます混乱した。このような原告主張の変遷と混乱は、被告会社準備書面3の2~5頁において述べたとおりである。
  その後、裁判所による主張整理の努力もあって、文書配布行為は「ヘイトスピーチに当たる文書の配布行為」「人種差別・民族差別を助長する文書の配布行為」「政治的見解等の配布行為」の3類型に整理されるに至ったが、原告第12準備書面について複数回にわたり陳述留保・差し替えが行われるなど、依然として原告主張の変遷と混乱は続いている。”

次回も第6準備書面について続きから紹介していきます。